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Channel: グリーン経済と私たちの未来-経済・環境ジャーナリスト石井孝明
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レベル低すぎる地方公務員の世界--群馬県の凄惨な状況を例に

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群馬県の吉岡町立吉岡中学校の高橋裕行教諭、あだ名は英雄橋の行動が、騒ぎになっている。ツイッターでISILを擁護したとして上毛新聞(ツイッターでイスラム国擁護? 群馬県内の公立中教諭 )、夕刊フジ・産経zakzak(「公立中教師が「イスラム国」擁護? 群馬の地元紙も報道 ツイッターで大騒動)記事では匿名だが、この教師は筆者が取り上げた、この高橋裕行氏、英雄橋のことだ。
 
この人物は一日平均100回、ツイッターを繰り返し、福島で一般市民をツイッター上で罵倒してつきまとい、訴えられた。筆者は135月に紹介し、30万ページビューと読まれた。(アゴラ「放射能測定、この人は嘘つきだ--郡山市民に訴えられた公立中学校教師
 
高橋教諭は異常な行動を繰り返す人で相手にする必要がないし、この人物の主張にも、存在にもニュース価値はない。
 
しかし誰もが、不思議に思うだろう。なぜ、このような勝手な行動を群馬県の教育界と組織が許すのかと。もう1年前以上になるが、私が記事を書いたとき見聞した、群馬県の教育界のレベルの低さを紹介したい。群馬県をはじめ、日本の公立小中学校では教師を都道府県が一括採用して、各市町村に出向させる形だ。
 
G型、L型論が盛んだ。世界を相手にするグローバル(G)と、日本だけを扱うローカル(L)と、経済、組織、教育と地方など分化が進むという話だ。自然とその方向になるだろう。しかし、日本のLのレベルは凄まじく低い。北朝鮮やアフリカなどの失敗国家と事務処理能力のレベルを競うだろう。これは日本の危機だ。
 
陰険な群馬県の教師の世界
 
前提として、ひどい事実を紹介したい。上記教諭は特別支援学級の担任だ。(アゴラの記事では書かなかった。)ここは身体障害などのある生徒達を集め、上限の生徒数は8人程度と決められている。こうした生徒こそ、レベルの高い教育を受ければ人生の可能性が切り開かれる。
 
しかし、日本の公立中学校では問題のある教師を、この種の学級の担当にすることがある。扱う生徒を減らし、また弱い立場の生徒を担当させ、騒ぎが起きないようにする組織防衛のためだ。しかし生徒にとっては教育を受ける権利を奪われる人権侵害行為だろう。
 
東京では、日の丸不起立訴訟で騒動を起こした根津公子教諭、米国と日本の政策を批判して日米ハーフの子どもを登校拒否にして、その後に批判をした都議や父兄と訴訟騒動を起こした増田都子元教諭(分限免職)も特別支援学級の担任に飛ばされた。高橋裕行氏は、詳細を省略するが、各所でトラブルを起こした。その後に2012年に吉岡中学校で特別支援学級の担任になったという。
 
上記のアゴラ記事を書くと、3通ほど匿名メールがきた。2人は群馬県の教師(1人は退職)と述べ、1人は教師であることをほのめかしていた。高橋教諭についての告げ口が延々と書いてあった。のちほど教委に確認すると全部事実だった。問題教師とは言え、私は他人のプライバシーに触れることは言うべきではないと思うので、メールの内容は省略する。
 
しかし匿名での告げ口とは気持ちが悪い。「教育者なら卑劣なことをするな。自分で高橋氏を面前でしかりつけろ。みっともない」。こうした趣旨の返事を返すと、3通とも返事はこなかった。
 
ただし、一つだけ告げ口の中身を紹介しよう。実は高橋教諭の妻の行動はかなりおかしい。夫と一緒にネットで、汚い言葉で他人をののしり続けている。前述の私の記事をめぐり、夫の勤務先の吉岡中学校の教委に「誰が石井の取材を受けたのだ」と、「クレーム電話」をしたという。小学生の世界では、子どものケンカに親が出たら、子どもは笑いものになる。夫の不祥事に妻が出たら、常識的に笑われるだろう。
 
告げ口メールによると、この情報を教委か関係者が意図的に群馬県の教育関係者に流した。そして同僚や、他の学校の教師達が隠れて、高橋夫妻を笑いものにしたという。しかし高橋教諭は、組織内で孤立しているので、自分が笑われることに気づいていなかったそうだ。
 
この教師夫婦もおかしいが、組織的ないじめをする教師達もおかしい。メールで「いじめている」と赤の他人のジャーナリストに話す教師の姿は気持ち悪い。陰湿だし、自分たちの異常さやいやらしさに気づいていない。群馬県は、こうした教師ばかりなのだろうか。組織が腐っているのだろう。
 
責任逃れ、吉岡中学校校長のだらしなさ
 
吉岡町の教育委員会の事務長に電話で話を聞いた。この事務長は高橋教諭を罵倒した。この人が一般人のクレームの窓口になり、3年に渡って100件以上のクレームを受け付けたそうだ。頭にきていたらしい。高橋教諭・英雄橋に「クレームが大変だ」と教委が言うと、彼は沈黙していたという。それは気の毒だ。
 
私は返事した。「私に愚痴るのではなく、呼び出してしかりつけたらどうですか。高橋氏は地方公務員法、学校教育法に書かれた公務員の態度の義務に違反しています。政党支持も公言していますが、これは教師の政治活動を禁じた公職選挙法に違反しています。処分の方法はいろいろある」。すると口ごもった。上毛新聞の記事にコメントを求めると、今回も「問題がないように指導したい。3年繰り返しても治らない」と、どこか人ごとで責任逃れをしていた。
 
また私に対して、高橋教諭は罵倒を続けている。実社会で、妻が私の関係先に十数回もクレーム電話をかけてきた。これは業務妨害だ。群馬県警渋川警察署に相談したところ、「群馬県にも「迷惑防止条例」があるので、ストーカー行為として、必要なら高橋夫妻を告発してください」ということだった。2014年の3月頃ごろことだ。ただし、まだしていない。
 
警察に提出するために、この事務長に「あなたの発言を文章にします。またそれに吉岡町教育長の名前をつけたものになりませんか」と聞いた。すると「とんでもない、やめてください」と動揺し、懇願された。自分の言葉に責任がとれないらしいし、高橋教諭が何をするか分からないので怖がっているらしい。
 
群馬県吉岡中学校は、農村部の学校で重点施策の学校ではないらしい。数年前に、教師がわいせつ事件を起こしている。だから高橋教諭のような問題教師が割り振られた可能性がある。
 
吉岡中学校の飯塚久雄校長にも電話取材をした。昨年3月、さらに上記の記事について今年2月だ。飯塚校長は何を質問しても、「コメントは差し控えます」を繰り返す一方だった。この人物は高橋教諭が福島県郡山市民を13年に誹謗したとき、その市民が抗議電話をすると、「邪魔しないでくれ」と言って、高橋教諭に直接電話を回し、問題をこじらせた。高橋教諭のツイッターによると「校長に何も言われていない」と繰り返している。もしそうなら職務怠慢だし、高橋教諭が勝手に解釈しているなら、飯塚校長は馬鹿にされているのだろう。
 
私は軽蔑を込めてこう挑発した。「自分の担当の学校の名誉が傷つけられたのに、なぜ平気でいられるのですか。あなたも公務員なら、高橋氏のような人物と一緒に経歴がつぶれますよ。愚かしい」。すると、ようやく飯塚校長は「そんなことない」と言葉を荒げた。私は無責任さにあきれた。
 
群馬県のダメさは全国の教師も?
 
高橋氏の存在はどうでもいいが、彼に給与として税金が支出されていることは問題だ。48才だそうなので、教員なら無役で、仕事をしなくても年800万円近く給料が払われているだろう。
 
そして何よりも問題なのは、高橋教諭が中学生を教えていることだ。匿名のメールが筆者に135月、記事を書いた直後にあった。保護者と称する人で「ツイッターでクズ、ゴミと連呼する人に子どもが教わることは恐ろしい」「授業中もスマホをやっているようだ」「何もしてくれない。教委も何もしない」と不安を訴えていた。
 
「名前を教えていただければ伝えます」と返信したが、返事はなかった。本当に保護者か分からない。しかし、その可能性は十分あるので、管理者が高橋教諭の勤務状況を監査する必要があるだろう。群馬県に転送したが、「調査します」とだけ言ったが、実際には動いていないようだ。吉岡中学校の飯塚校長に口頭で伝えたが、彼は黙った。何もしないつもりだろうか。
 
高橋教諭の周囲は、あまりにもひどい世界だ。彼がめちゃくちゃな行動ができるのも、周囲が窓際に放りこんで、関与しないずるい態度を取るからだ。だから、彼が反発をし、組織をなめ、まともに仕事をしない。吉岡中学校、そして群馬県の教育界では、組織的に勤労モラルが崩壊している。
 
群馬県の吉岡町に住んでいる場合は、越境して別の中学校に行くことを勧める。組織が無能であるためだ。そして群馬県の住民は、地区の学校のレベルを事前に調べた方がいい。教師のレベルが低そうであるためだ。東京の中心部で教育熱心な場所なら高橋教諭や飯塚校長のような無能な教師は、PTAや保護者が抗議を重ねて叩きだすだろう。教育格差が、教師の質によって生まれる。
 
高橋裕行氏・英雄橋の問題は個人の異常さに加え、組織の問題でもあるのだ。こうした凄惨な教育界は群馬県だけなのだろうか。日本の地方の質の劣化を筆者は心配している。GとLの格差はますます広がっていくだろう。
 

記事めぐり群馬県教員がジャーナリスト石井孝明を提訴

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ジャーナリストである私石井孝明の記事で名誉を傷付けられ、また個人情報を不必要に開示されたとして、群馬県の吉岡町立吉岡中学校の高橋裕行教諭(ツイッター @herobridge  、英雄橋、#英雄橋)が、石井を相手取って550万円の損害賠償などを求める訴えを、東京地裁に4月に起こしました。代理人は、政治活動家の訴訟を数多く手がけることで知られる、神原元弁護士です。

訴状などによると、高橋氏の福島での問題行動を描写した石井の記事「「放射能測定、この人は嘘つきだ」--郡山市民に訴えられた公立中学教師レベル低すぎる地方公務員の世界--群馬県の凄惨な状況を例になどで、不必要な情報を開示したと主張。また高橋氏自らがツイッター上で明らかにした「鬱病である」という事実に、「自分のために早く治療しろ」という趣旨のコメントを、1年前に石井がしたことなどを批判しています。


私の主張は、原則として法廷で明らかにします。ただし公正な民事裁判の判断を期待しております。上記2つの記事は、群馬県教育委員会、吉岡町教育委員会の担当者の取材に基づいており、内容に瑕疵はないと思います。また高橋氏は1日平均で100回近くツイッターをして他人と罵倒しあっています。一般論として、心に問題がある場合には、そういうことはやめるべきと、誰もが言うでしょう。
 
高橋教諭は、上記記事、上毛新聞夕刊フジ、福島テレビなどで報道されたように、各所でトラブルを起こしてきました。
 
私は、福島原発事故で、放射能をめぐるデマを拡散する人を強く糾弾してきました。時には強い言葉を使い、それを反省しておりますが、その方向と取り組みを間違ったこととは思っていません。デマは社会を壊します。高橋氏の記事執筆も、彼の福島差別とデマへの批判という公益に基づく活動の中で行ったものです。
 
また訴訟では、高橋氏の一連の行動を放置する群馬県の行政、また同教育界の問題も明らかになるかもしれません。行政の事実確認として、吉岡中学校校長、群馬県と吉岡町の教育長、場合によっては吉岡町長、群馬県知事を、証人として引き出せる可能性があります。また必要に応じて、内容を県と県議会の教育関係部門、行政監査部門、またメディアに報告する予定です。
 
この訴訟は「ジャーナリストへの嫌がらせ訴訟(スラップ訴訟)」と認識しております。言論の自由を妨げるとして、どの国でも大変な批判を受ける行為です。憲法と法律の遵守義務を負う地方公務員がそれを実行することは、大変な問題であります。
 
また私は大変な多忙であり、この業務妨害は不快です。そもそも高橋教諭は年数十本書く記事の題材の一つにすぎず、個人的関心は皆無であって、執拗な嫌がらせに反発したという認識しかありません。ツイッターもブロックという形にして読んでおらず、彼が何をしているかさえ知りません。
 
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昨年から、いわゆる保守的な立場、思想を持つ人に訴訟が頻発しております。反原発、反人種差別デモが2012年頃活発になりましたが、市民と社会の支持を受けずに縮小しております。その残った参加者は、活動家が多く、過激化しているようです。そして中には大変攻撃的で品のない人々がおります。それらがシンパの学者、左派評論家、法曹の協力を得ながら、「政治的な意図を込めて誰かを狙って騒ぎを起こそうとしている」ことを、複数のメディア関係者から聞いておりました。
 
私は福島への情報汚染をする人を強く批判します。同じように、極右の人種差別デモ、人権侵害行為にも深い嫌悪感、批判を示しております。原発は容認しますが、別に強く推進するわけではありません。思想的立場は保守に分類されるでしょうが、日本の民主主義を肯定し、人権を守り、経済成長の確保と、よき伝統の維持を主張する穏健な立場のジャーナリストです。
 
ところが、そのような立場であるにもかかわらず、反原発=反ヘイトの勢力が、大物でも、過激でもない私を人種差別主義者として攻撃する可能性があるという警告が複数のメディア関係者から、直近でありました。この動きが、それと関連するかは不明です。また反原発の動きと絡んでいるかも不明です。ただし私は原発推進派とレッテルを貼られておりますし、推進派と批判してはじめに勝手に私に絡んできたのは高橋教諭でした。
 
私でさえ攻撃されるのですから、政治主張をなさる方、メディア関係者、保守系の政治活動家、良心的にエネルギー問題を考える皆さまは、活動で警戒することをお勧めします。
 
またこのようなことがあっても、社会の安寧と秩序、豊かな経済、社会正義を言論によって確保したいという私のジャーナリストとしての志と活動は変わりませんし、萎縮もありません。エネルギー問題での立場も変わりません。
 
自由な言論活動を萎縮させ、また福島への差別者・デマ拡散者が過剰な権利を主張するのは、社会的に許されないと思います。皆さんがこの訴訟に巻き込まれる必要はないでしょうが、筆者の立場に、ご理解を賜ることを、お願い申し上げます。
 
また関係者の皆さまには、ご心配をかけますが、日常生活、ならびに日々の仕事は、滞りなく頑張ります。
 
また裁判長期化の場合は、カンパとして浄財のご提供をお願いするかもしれません。メディア関係者の方は、情報提供で必要でしたら以下までご一報ください。
 
石井孝明
ツイッター:@ishiitakaaki
メール:ishii.takaaki1@gmail.com
 

記事削除のお知らせ、群馬県教員との訴訟案件について

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群馬県の中学校教員との、訴訟に巻き込まれたと経緯をご報告しましたが、交渉に入りましたので、削除いたしました。明かせる範囲で結果はご連絡します。

原発建設を住民投票で断念させた新潟県巻町の経験

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反原発デモに思うところあり、新潟県巻町の決断について部分的ではありますがまとめてみました。政治性をなくし、感情から離れ、冷静な議論の場をつくってほしいと思います。トゲッター初投稿でテストの面もあり。自分での紹介もなんですが
 
またあす反原発デモやるらしいが、同じ感想を繰り返す。デモとは19世紀的な国と民衆が対立するという世界観に基づく19世紀的手法。同じこと繰り返さず、政策の反映の運動を考えるとか、自分で250万円の太陽光、300万円の電気自動車、50万円の蓄電池買い、脱原発すればいいのに
 
民主主義国においてデモが政治的意思決定の要因になるかは疑わしい。一つの材料に過ぎない。ただロシア、ソ連崩壊、ナチスの政権掌握などの史書をみると騒擾の有効な手段ではある。今の日本で騒擾を起こし政治的意思を反映させる集団がいる、もしくは可能と思えないが、異質な文脈上の行為とは思う。
 
考えてみると、反原発デモは21世紀の日本で一番楽で効果のない政治参加方法と思う。本当に政治を変えたいのなら、毀誉褒貶をすべて身に引き受けて走り出す孫さんのようなリスクが必要だ。考え全く違うが、その腹の据わり方は尊敬。そして自分で身銭切って自然エネ機器買わない。パートタイム政治参加
 
反原発デモ、善意否定せぬが無意味で「あっち」の政治利用がそろそろ始まるころと言った、主催者発表で東京は「2万人」だそうだ。主催者は5-6倍にするので世論の行方は見えた。善意の人も飽きたようだ。さて空想と雑音は消え孫さんの儲かるFITをつぶした後、エネシフトを考える機会が始まる。
 
巻町の脱原発経験1、04年に新潟県巻町(現新潟市)で40年続いた原発構想が取り下げられた。これは酒造会社経営の笹口町長が穏健な住民投票に持ち込んだためだ。ここで反原発は政治思想「お前は共産党か」という話と「電気を使うな」という話にされ、両方の対立が激化した。同町長の策は以下の通り
 
巻町の脱原発経験2 出典は東洋経済611号、当時の切り抜き、04年の笹口町長の講演の記憶。①あえて原発反対を唱えず、純粋にこの町にに原発がほしいかほしくないかを聞く ②外部勢力の排除 ③地域の母親たちの活動。④反原発派のイメージの柔らかさ。集会は「集い」と呼び車座 
巻町の脱原発体験3 ⑤町の行政組織は、可能な限り中立 ⑥用地買収前のすみやかな民主的手続き。これで住民投票をすると、圧倒的に反原発派が勝手しまった。これに比べると今の反原発運動、成功例と真逆、全国で。問題設定が大きすぎ、政治勢力がみえみえ。みずぽのはしゃぎぶり #genpatsu
 
巻町体験4 建設中の上関原発。反対派が外部勢力引き入れ地域混乱。中心はプロ市民と聞くが故郷壊すとは…。私立場違うが反原発運動あまりにトホホでTW。また今の巻町の平和をみて笹口氏のような「人物」が各所・現場にいるのがこの国の凄いとこ #kaminoseki #genpatsu
hhhira
石井さんが紹介された巻町の事例。妙な思想とか党派性の介入を防ぎながら反原発をやるんならまさにこれ、というお話し。なんでコレに学ばんのかなあ、です脳。
kazuyukiasj
現場では、まさしく石井さんがあげられている巻町の例のように、平和なパレードにしようと苦心されている方もいらっしゃるので  RT @ishiitakaaki
ishiitakaaki
@kazuyukiasj 実は、詳しくは昨日のみてないのですが、これを1分だけみたのですが、ご遠慮願いたいという感じです。 http://t.co/QhvX7HVただ、民主主義社会での意思表示を切り捨てるつもりもありません。
 
巻町追加 ご感想ありがとうございます。笹口元町長は原発建設中止と町の沈静化を達成した後本業の会社経営に戻っています。造り酒屋など地域の有力者は富を提供し責任を負うという、よき伝統が日本にあります。21世紀にそれが継承されたことも私はすがすがしさを感じます #genpatsu
 
@ikedanobデモ参加者はなんで真実をいうと狂乱をするのか、理解できません。記者としてデモ参加者主催者発表は3-5倍が常識。失敗の事実への池田先生への八つ当たりにしか思えない。ただ、東京で2万(実質数千)は逆に、世論が落ち着き、冷静に原発を考える機会が来た証拠に思えました

本日発売の東洋経済611号に温暖化問題で寄稿させていただきました

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原発建設を住民投票で断念させた新潟県巻町の経験

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反原発デモに思うところあり、新潟県巻町の決断について部分的ではありますがまとめてみました。政治性をなくし、感情から離れ、冷静な議論の場をつくってほしいと思います。トゲッター初投稿でテストの面もあり。自分での紹介もなんですが
 
またあす反原発デモやるらしいが、同じ感想を繰り返す。デモとは19世紀的な国と民衆が対立するという世界観に基づく19世紀的手法。同じこと繰り返さず、政策の反映の運動を考えるとか、自分で250万円の太陽光、300万円の電気自動車、50万円の蓄電池買い、脱原発すればいいのに
 
民主主義国においてデモが政治的意思決定の要因になるかは疑わしい。一つの材料に過ぎない。ただロシア、ソ連崩壊、ナチスの政権掌握などの史書をみると騒擾の有効な手段ではある。今の日本で騒擾を起こし政治的意思を反映させる集団がいる、もしくは可能と思えないが、異質な文脈上の行為とは思う。
 
考えてみると、反原発デモは21世紀の日本で一番楽で効果のない政治参加方法と思う。本当に政治を変えたいのなら、毀誉褒貶をすべて身に引き受けて走り出す孫さんのようなリスクが必要だ。考え全く違うが、その腹の据わり方は尊敬。そして自分で身銭切って自然エネ機器買わない。パートタイム政治参加
 
反原発デモ、善意否定せぬが無意味で「あっち」の政治利用がそろそろ始まるころと言った、主催者発表で東京は「2万人」だそうだ。主催者は5-6倍にするので世論の行方は見えた。善意の人も飽きたようだ。さて空想と雑音は消え孫さんの儲かるFITをつぶした後、エネシフトを考える機会が始まる。
 
巻町の脱原発経験1、04年に新潟県巻町(現新潟市)で40年続いた原発構想が取り下げられた。これは酒造会社経営の笹口町長が穏健な住民投票に持ち込んだためだ。ここで反原発は政治思想「お前は共産党か」という話と「電気を使うな」という話にされ、両方の対立が激化した。同町長の策は以下の通り
 
巻町の脱原発経験2 出典は東洋経済611号、当時の切り抜き、04年の笹口町長の講演の記憶。①あえて原発反対を唱えず、純粋にこの町にに原発がほしいかほしくないかを聞く ②外部勢力の排除 ③地域の母親たちの活動。④反原発派のイメージの柔らかさ。集会は「集い」と呼び車座 
巻町の脱原発体験3 ⑤町の行政組織は、可能な限り中立 ⑥用地買収前のすみやかな民主的手続き。これで住民投票をすると、圧倒的に反原発派が勝手しまった。これに比べると今の反原発運動、成功例と真逆、全国で。問題設定が大きすぎ、政治勢力がみえみえ。みずぽのはしゃぎぶり #genpatsu
 
巻町体験4 建設中の上関原発。反対派が外部勢力引き入れ地域混乱。中心はプロ市民と聞くが故郷壊すとは…。私立場違うが反原発運動あまりにトホホでTW。また今の巻町の平和をみて笹口氏のような「人物」が各所・現場にいるのがこの国の凄いとこ #kaminoseki #genpatsu
石井さんが紹介された巻町の事例。妙な思想とか党派性の介入を防ぎながら反原発をやるんならまさにこれ、というお話し。なんでコレに学ばんのかなあ、です脳。
現場では、まさしく石井さんがあげられている巻町の例のように、平和なパレードにしようと苦心されている方もいらっしゃるので  RT @ishiitakaaki
@kazuyukiasj 実は、詳しくは昨日のみてないのですが、これを1分だけみたのですが、ご遠慮願いたいという感じです。 http://t.co/QhvX7HVただ、民主主義社会での意思表示を切り捨てるつもりもありません。
 
巻町追加 ご感想ありがとうございます。笹口元町長は原発建設中止と町の沈静化を達成した後本業の会社経営に戻っています。造り酒屋など地域の有力者は富を提供し責任を負うという、よき伝統が日本にあります。21世紀にそれが継承されたことも私はすがすがしさを感じます #genpatsu
 
@ikedanobデモ参加者はなんで真実をいうと狂乱をするのか、理解できません。記者としてデモ参加者主催者発表は3-5倍が常識。失敗の事実への池田先生への八つ当たりにしか思えない。ただ、東京で2万(実質数千)は逆に、世論が落ち着き、冷静に原発を考える機会が来た証拠に思えました

再生可能買い取り法案、エコ派、脱原発派の期待する内容ではないですよ

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変に注目されているけど、誰も読んでいなさそうだから読んでみた。イメージと違い、こっけいな光景が広がっていました(笑)
 
 
http://t.co/I06CwTs 我らが首相のブログ見たら、再生可能エネ法案の話を繰り返す。驚き。被災地はエネルギーの大量供給を求めているのに。菅の役立つことが逆説的に分かった。共生買い取り制度と電波系反原発を彼と同一視して、一緒に葬ればいいのだ。 #genpatu
 
再生可能エネルギー法案を読む1 http://t.co/Rnnrvbv改めて読み直したが、これ作った人は本当に「官僚」として賢い。前言ったことだが。分かる人には分かる、「仕掛け」が張り巡らされている。そして経産省の権限と、電力体制の維持、政治への責任転嫁 #genpatu
 
再生可能エネ法案2 ちょっと詳しい素人の小生の解説で間違ってたらご指摘 ①電気事業法との連関でこの法律は書いてある。これは必然的に、巨大な根拠法の存在、現在の電力体制の維持が前提になる。仕掛け。②この制度、価格の下方誘導が明記した時限式。これは従来の政策の延長 #genpatu
 
エネ法案3 ③しかも強制買い取り制度の仕組みは作ったが、最大の問題金額はブランク。これは当然だが、政治に責任をゆだねた。政権交代にも対応。官僚としての責任転嫁。しかもRPS法などゴチャっとした新エネ関連法もなくし、整理している。つまり、この法律の運用次第で、どうにでもなる。
 
再生可能エネ法案4 つまり、エンジンはつくったが、カギを政治家、もしくはエネ庁が握る仕組み。政治情勢で、ギアを変えられる。金額を40円にしたら、SBは赤字で撤退できるわけだ。推進派の芸能人は読んでない(笑)。賢い議員も分かる。活動家を躍らせ役所に有利な仕組み #genpatsu
 
再生可能エネ法案5 つまり、政治情勢がどう動こうと、勝手な活動家のエネルギーを利用して、官庁政府が強い権限を握る仕組み。思考せずて「バンザイ」と言ってる人は、踊らされることに気づいているのかな。菅は利用しようとして利用されている感。廃案にしたほうが、いいと思う #genpatsu
 
@ishiitakaaki再生可能エネ法案1~5 : これが官僚の方々の方法なのですね。あちらこちらにトラップが…。少し複雑な気分です。現在においては薬のような気もしますが、将来的に是では参入しようとする企業にとって制約が多すぎるのでないかと。あえて廃案前提ならば良いのですが。
 
再生可能エネ法 どうも雰囲気からすると、経産省の中は主管課以外「今やるべきではない」という人多いみたい。与野党、財界とも、熱意がないと、618付読売新聞に出てました。菅は本心は純粋な面がちょびっとあるかも。けど延命にしか見えない @ootokomatta#genpatsu
 
私は法律の読み込みには疎いので法案作者の意図は計りかねるが、311以前の時点ではこれだけ注目されるとは流石に想定外だったと思う。RT @ishiitakaaki再生可能エネ法案1〜5 〜政治情勢がどう動こうと、勝手な活動家のエネルギーを利用して、官庁政府が強い権限を握る仕組み。
 
買い取り法案、これはマニフェスト4点セット、温暖化対策法が継続審議、排出権取引無期限延長、環境税は石炭税の焼き直しで、顔を立てるため、取り入れられた制度と理解します。以前からエネ関係者の間で注目はされていましたが、ここまでと思わなかったでしょう。菅の功績? @teteikuzo

 
追加文章
再生エネ買い取り制度法案追加。まだ議論中ですが、今、買い取り法の金額、311までずっと議論されていましたが、細かくウォッチしてないけど、経産省は、買い取り対象、価格の広がりを渋る方向でした。まあこのまま抵抗してほしいです。形ができるとしても骨抜きにしてほしい。 #genpatu
 
15万人に見られた自然エネルギーオープン対話の成功に味をしめたのか、国民対話を18日にするらしい。ただ、「彼が」言うことが信じられないので…。 http://www.kantei.go.jp/live/20110619.html

週刊東洋経済寄稿、編集の本「地球大学講義録3・11後のソーシャルデザイン」の発売について

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最近ツイッター(@ishiitakaaki)ばかりして、多忙であったため、ブログの更新が止まってしまいました。
近況をご報告します。
●本日発売の東洋経済「再生エネルギーは本当に使えるのか―スマートグリッドでつなぐ、ためる、はぶく」に参加させていただき、「コストはまだ高い再生可能エネルギー」、「メタンハイドレート」(独立総合研究所社長青山繁晴氏取材)、振動発電の3本の記事を寄稿しました。
東洋経済の皆さま、ありがとうございました。クオリティ誌で担当の皆さんのレベルが小生より上なので、緊張する仕事でした。
上記記事では、日本ではあまり知られていないIEAのコスト、経産省が08-09年までにつくった、資料の珍しい情報使いました。
経産省もバカではないので2010年にまでに導入可能量、グリッドと潜在利用可能量から試算出しています。全電力比で太陽光2・9%。風力1・0%、マイクロ水力2・5%、地熱0・7%バイオマス1・0%と極小なんです。原発の3割をどうやってカバーするんだろう。
また、IEAは2010年に各国のエネルギー比較をしています。それによると、自然エネは化石燃料の2倍になっています。そうしたコストの差を乗り越える社会コストも、1kw当たり5米セントにしかなりません。
 
 また同特集では、スマートグリッドの話をしています。太陽光とスマグリは、もしかしたら日本勢が次の規格取れるかもしれません。311の悲劇を契機に社会が変え、安全な社会が30年後にできるかもしれません。いや、濃い特集で勉強になりましたので、皆さんも一読、議論の種にしていただければ。
 
●地球大学講義録3・11後のソーシャルデザイン、竹村真一編(日本経済新聞)が27日発売です。編集を担当しました。尊敬する文化人類学者兼社会デザイナーの竹村先生と第一線の知識人・実務家34人の丸の内「地球大学」の講義まとめました。エネルギー、農業、防災の2年前からの最新知見です
竹村先生はドラッカーの「新しい現実」を引用しています。この本に私も感銘を受けました。ゲーテなど、欧州の文人がイタリアを訪れた時、必ずアルプスで通るブレンナー峠。この「文化の分水嶺」は実際に通ると平坦でいつ通ったかわからない。しかし気付いたときにはまったく新しい沃野が広がっていると。
時代の分水嶺、本当に大きな文明の転換点はドラッカーの言うように知らぬ間に始まったのかもしれません。原油価格バレル140ドル、気候変動、飢餓人口10億、人口70億突破したこの1-2年で、世界は変ったのに、多くの日本人は気付きませんでした。311がそれを知らせたのかもしれません。
被害、亡くなった方、そして被災者の皆さんにこたえるため、一つ一つ、できることを重ねたいです。
 

エネルギー 経済ニュース一覧、NGO運動からみたフジTV攻略方法など

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ブログ更新をさぼってしまいました。ツイッターで、ニュース論評などをしていますので、それを使いながら、双方向のブログにできればと思います。 
ありがとうございます。なぜRエネの推進が善で脱原発になるのか。学ぶほどそれが間違いだとわかるのですが。@tomomin62遅まきながら、東洋経済7.30号・特集・・拝読しました。提言通り日本のエネルギー政策について国民的議論がないままの現在に危惧を感じます。
●照明について
照明1私は原発推進派ではなく(笑)グリーン都市計画全般に興味を持っており、丸の内で行われていた庭のあかりという照明デザインコンテストを取材しました。大賞は風で光る、LED照明。「環境との応答」が流行 RT. 最先端の「まちのあかり」http://t.co/4hk5Qjo
2日本の照明は、これまで暗闇の中でピカピカにするすることをを目標にしてきました。ところが今はたたずまいとか雰囲気作りに使われ技法も進化。それにエコと節電が加わりLEDの進化もあって、照明の流行が落ち着いたものになってコンテストでも反映 http://t.co/4hk5Qjo
考えれば日本お文化は闇を恐ると同時に闇を意識し、言葉などでもぬばたまとか、漆黒など印象的な言葉を使っています。暗くなった東京を少し悲しく思っていましたが、夜が美しい形で変わるのも期待したいです。先ほどの丸の内の照明コンテスト「庭のあかり」、レベルが凄まじく高かった。
 
RT @ria_bou_bot: 「愛国者と売国奴で国が真っ二つ。おまけにどっちがどっちか、誰にも判らない」―― マーク・トウェイン
 
●フジテレビ
1・フジテレビを変えたい方(私はどうでもいいけど)ご参考・欧米のキャンペーンの成功例1・NGO関係で、成功したのは熱帯雨林キャンペーンというのがあります。2000年以来。伐採は止まってませんが、欧米金融機関は一応、融資止めてます。いくつかのNGO、中心は次のキャンペーンをしました。
2・NGOの方法は次の通り元の流れを抑える。経済構造を把握。当時南米のダムには、米系銀行が協調融資を、世銀の支援で行っていました。攻略しやすいところを抑える。その元、その中で、経営陣がエコに協調的で大きかったシティグループにターゲットを絞りました
3・戦場と目標の限定。ダム融資を止めるということに目標を限定しました。そして大銀行だけ。メディアキャンペーン。もちろん、あちらも大口広告主は自粛はしないけど慎重。だからNYタイムズスクエア、ワシントンの公園などに横断幕。ただし過激さはやめる
4・世論を味方に。熱帯雨林を守れという大多数の人の賛同する話にターゲット。適切なロビイング。議員と世界銀行にアプローチをかけ、赤道原則という融資基準をつくらせる。「紳士的に脅かす」(当時のメディアの表現)。バックに社会があるという形にして成功
5・今回、はっきり言うと、韓流の受け止め人それぞれで、(私どうでもいい。テレビ見ないから)。世論から動かすの難しいのでは。統制するところもないし。ただTVがビビったことは確かでしょうね。どうせ衰退し、別の流行に飛びつきますよ。この方向では。
 
6・先ほど、欧米NGOの手法TWしたが、今の日本の緑豆など外国NGOの福島やクジラ肉のャンペーンは真逆。違法行為などやったら、世論が味方に付かないから怖くない。けど彼らは、金を出す、世界本部の方を向いているから世論に嫌われても過激化という仮説を持っている。#福島
 
城氏の意見に共感。そして一般人が合法的なら何をしても。規制産業のあり方を考える契機にも。 RT フジテレビは韓流ドラマでも何でも自由に流せばいい (1/2) : J-CAST会社ウォッチhttp://t.co/3BKNj6l via @jcast_news
 
@MyoyoShinnyoそういえばキッチンの普及は19C、欧では工業化による低賃金労働者の要請、米では奴隷解放との関連で論じられ、フーリエなどの社会主義の影響もあった。さらに戦後は女性の社会進出、機能追求したコルビジェなど建築界の影響も『家事の政治学』。現象の裏に必ず思想あり
 
●朝日記事、もう少し言及がほしい。北極海航路ができると物流が変わる。17世紀、北西航路は世界の関心。そして中国はアイスランドに巨大大使館。敵国なのにさすが。小生、知識はあるのに視察の金なし。御用記者になればいかせてくれるかRT北極海開発 http://t.co/bk4meA4
北極海航路追加2 あと、北極海、世界の大陸棚の中で、まだ石油・鉱物資源が探索されていないところなんですよね。だからロシアは、原潜艦隊維持して、核動力運航の砕氷船も(かなり怖いけど)軍がもって掘り続けている。もしかしたら採算のとれる大鉱脈が見つかるかもしれない。温暖化のプラス面
 
●なにわのチャベスは本家に比べると、おかしさではかわいいもの。いかなる基準に照らしても、2代続けて変な首相が続いたが、世界にはもっとひどいのがいるのを慰めとする RT CNN.co.jp:チャベス大統領、丸刈りでテレビ出演http://t.co/u9NLC8h via
 
●経済記者だから「双方が金になる落とし所」を物事で常に想像する。相手と同じ程度のこぶしの振り上げはいいかと。佐藤先生のアイデアの上で竹島ツアーとか儲かるか。 RT【佐藤優の眼光紙背】韓国政府による自民党視察団入国拒否にどう反撃するのがhttp://t.co/mZ3CThV
 
●後で読む。日本の場合、新エネに向かないがこの水の面ではとても恵まれているので切実でない。気味悪いのは山林に外国資本のお金が入りはじめたこと。 RT: 国土交通省「平成23年版日本の水資源」を発表-地球温暖化対策と水ビジネスの国際展開を強調http://t.co/zP92dHD
 

児玉龍彦 東京大学 先端科学技術研究センター 教授 12日メディア向け会見要旨

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以下ツイッターをまとめたものです。
東京大学、アイソトープ研究所の児玉先生の12日、東大でメディア合同記者会見にいってきました。
 
国会の参考人招致で「7万人の同胞がさまよっている中で、国会は何をしているのですかと、強い調子で懸念を述べ、注目を集めた方です。これはPR的にもいい行動です。差別して扱うと、他メディアが取り上げなくなります。せこい話ですが。
以下文責石井でまとめます。専門知識がないため、誤っている場合に、責任は私にある可能性が高いと思います。
 
1・この前の国会の参考人の意見表明以来、多くの方のご意見をいただく。「原発を巡り適切に発信をしたか疑わしい東大の学者が何を言うか」とか、説明で私は放射性物質の運搬で、規制が多すぎ、違法行為をせざるをえない。それほど現行法は実情に合わない、と言った。違法行為を助長しているかのように聞こえ、その点でお叱りを受けた。その点では違法行為は訂正し、お詫び・取り消しをさせてもらう。
 
2・国会の審議、また多くの議論は一生懸命やっていると思っているのかもしれないが、現場からみると、ナンセンスな面もある。状況は雨などで時々刻々変わる。排水溝など場所によって放射線の高いところも多い。まずやるべきは詳細な測定、さらに地域住民のみなさんに情報を伝えることだ。
 
3・マイクロシ-ベルトなどの一律の基準はナンセンスだ。場所や地域によって状況が違うためだ。そして自治体ごとに対策に差がある。低線量被曝については安全とは言い切れない。極限まで少なくするのが当然の対応だ。特に子供、妊婦を守るという当たり前のことをしてほしい。多くの人、南相馬市での除染活動で、多くの皆さんの不安そして地域社会会の解体に私は直面している。(何度も絶句なさる)
 
4・ゲノム解析によって、放射線の研究が進んでいる。また放射能の除去技術も進んでいる。実際に世界各国、日本で放射性物質、有毒物質の除染の成功例は多くあり、日本企業は多くの技術を持つ。政府はなぜ日本の叡智を今まで集めなかったのか。これは問題だ。
 
5・今すぐ以下のことを訴えたい ①詳細な調査、そして汚染マップを策定し、地域の人々、子供、妊婦が、危険から遠ざかること。②現行の放射線部室の管理の関連法規を、福島の場合に改正し、実情にあったことだけをしてほしい。土地の強制収用は無意味であり反対する。汚染状況が変わるからだ。運搬、また物質の管理というのでも、地域との合意が必要になる。③正確な情報に基づく緊急の除染である。
 
6・その上で日本の国土の保全、住む人の健康を守るという点で、国民的な議論、合意、負担の対応をしてほしい。空論ではなく、現実の問題として考えてほしい。また巷にあふれる議論は古い情報、おかし情報もある。特にメディアの方はしっかり勉強してほしい。日本の科学だけではなく、総力を挙げた取り組みが必要だ。
 
以下、私の感想。
私たちは大きな勘違いをしていたのではないだろうか。私は反原発を唱えたり、再生可能エネルギーの議論にエネルギーを割いたりする菅首相と社会の一部の人を、「被災地にエネルギーを大量供給するのが先だ。おかしい」と批判した。それは間違っていると毛頭思わないが、それよりもっと大切なことがあった。
つまり児玉先生のご指摘なさるように、福島での放射線の戦い、除染を第一にするべきであった。同時に被災地の救済も。できることはこれまでの5カ月で沢山あった。食糧の検査体制の整備は3カ月で暫定的なものができたはず。避難も、マップ作りも。
私たちは日本がどうとか、エネルギー体制がどうとか、大きな物語に関心を向けすぎていたように思える。それも大切だが、福島を巡り、放射能の戦いで、もっとやるべきことがあったのではないか。抽象的な概念で福島をとらえ、誰もが真剣に事実に向和なかった反省がある。私もそうだ。
 ただし、できることは限られる。せめて空理空論は言わず、現地の方に何ができるかを考え、現場で活動する方を支援したい。
 
ただ児玉先生の発言に疑問を持つ点も。行政動かすには法手続きと予算必要。現実には計画との間で「戦争論」のクラウセビッツの言うような「摩擦」が起こる。それを、児玉先生は深刻に認識していない差が認識してなさそう。
さらにメディアが正確な情報をつたよと批判するが、最新知識など分かるわけがない。1000年たっても変わらんはず。また大学、学者の発信力不足についても、真摯な考察が必要ではないか。ただ、議論、国土の防衛という考えは共感。今までの対策はずれていた。了

再生可能エネルギーの不都合な真実‐高コストを直視せぬ補助金政策は成功しない

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言論プラットホームアゴラに、ご縁あって寄稿させていただきました。
 
再生可能エネルギーの不都合な真実‐高コストを直視せぬ補助金政策は成功しない
 
私は再生可能エネルギーの普及を応援しますが、それは菅政権の進める補助金漬けの
固定価格買い取り制度では達成できないと考えます。
 
ご一読ください。

反原発運動、効果を考えたらいかが?=無駄な騒擾やデモを止め民主的手続きへの参加を

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ブログ更新が滞ってしまいました。アゴラ11年10月13日掲載
しかし、デモも11年12月31日、まったく目立たなくなりました。ファッションだったのでしょう。
http://agora-web.jp/archives/1391820.html

■問題の多いデモという手法 


反原発デモが散発的に各地で起こっている。福島の原発事故を受けて、国民的の共有する怒りの表出であり、当然の現象かもしれない。私は人々の政治的意思を尊重するし、エネルギー政策への関心が高まることは好ましいことだ。しかし今の形のデモは無意味なばかりか、弊害も目立つ。
問題を3つの点で指摘したい。第1に問題の設定だ。反原発デモは「誰に」抗議をしているのか、分からない。現在の日本では原発依存のエネルギー政策を変えることに国民的な合意はできつつある。問題は「いつまでに」「どのような手段で」「誰の責任で」実施するかだ。一連のデモはそれらの論点への答えが曖昧でただ怒っているだけ。参加者は脳裏にわざわざ「推進派」という敵をつくり、自分で勝手にその妄想と戦っているように見える。結果として、デモが政治的意思の実現より、騒擾の面が強くなっている。

第2に、効果への疑問だ。デモとは国と民衆が対立するという19世紀的な古い世界観に基づく、古すぎる政治手法だろう。「アラブの春」でみられたように、独裁政府があり、国民に政治参加の道がなく、政権打倒という目的が明確であれば有効な手段かもしれない。しかし不十分な面はあっても、日本では選挙や議会という民主的な意思決定の手段がある。言論は原則自由だ。私たちとその父祖がつくりあげてきた日本の民主主義を無視して騒擾を引き起こすデモは、国民の多数の支持を集められないだろう。

「さようなら原発1000万人アクション」(http://sayonara-nukes.org/2011/09/0906seime/)というデモを煽る活動がある。並んだ人や組織の名前、さらに繰り返される主張は、チェルノブイリ事故直後の古新聞で見たものと同じで、読むとタイムスリップした感覚にとらわれる。少しは進化してほしい。国民の大多数に、反原発の主張が受け入れられなかった過去の経験を学ばないのだろうか。

第3の問題として、人々の善意が「プロ市民」に利用される気配が出ている。特定の団体が対立を無理にあおり、自らの存在のために利用しているように見える。60年代から70年代にかけて日本で繰り返されたさまざまなデモは、そうした政治集団が中心になったことで、多数の市民から嫌われた。それと同じ道をたどる気配がある。

例を挙げてみよう。「脱原発ポスター展」というイラストを募集しそれを持ってデモに参加しようと言う呼びかけがあるらしい。(http://nonukeart.org/tagged/children)その絵は醜悪だ。「子供が放射能を食べる」とか「子供に放射能を注ぎかける」などの絵は事実に反する。風評被害の加担であり、関与する人の人権感覚が疑われ、通常人が不快感を持つ。ごく一部と信じたいが、こうした異様な考えを持つ人々がデモに参加しているならば、賢明かつ冷静な日本人の支持を永遠に集められないはずだ。

政治勢力の関与も目立つ。弱小政党の社会民主党が反原発で騒ぎ始めている。多数の支持を集められない以上、騒擾によって存在感を示すことは同党にとって合理的な選択だろう。そればかりか過激派に属するような「プロ市民」らがデモの参加を表明している。9月11日の東京のデモでは逮捕者が出たそうだ。即座に釈放されたが、支援サイトがすぐに立ち上がった。皮肉を言えば、逮捕される人々は「逮捕慣れ」をしているようだ。(http://911nonukyuen.tumblr.com/

■効果的な社会変革の道はある

デモよりも効果のある意見表明の方法は数多くある。一つが消費者として「買うお金に意思を込める」方法だ。現在はエネルギーの技術革新、具体的には自然エネルギー発電や省エネ機器の普及が爆発的に進んでいる。太陽光パネル4キロワット分(240万円前後)買い、さらにまもなく導入される電力買い取り制度を利用すれば10年で元を取れるだろう。ガスヒートポンプ(150万円)、家庭用蓄電池(数万円から)、電気自動車(三菱iミーブ260万円)なども市販されている。こうした機器を組み合わせれば、今から個人で「脱原発」ができる。

市民が組合方式で、風力、太陽光などの発電会社をつくる動きがある。ドイツでは1000社も発電事業者がいるが、その大半は地域住民が主導してつくった自然エネルギー発電組合だ。日本でもそうした会社やNPOが少しずつだができている。現時点での自然エネルギーはコスト面で競争力が乏しく、補助金頼りという問題がある。しかし市民が自らのエネルギーの未来を、自ら作り上げようとする態度は尊重するべきだ。電力会社が嫌いなら「原発から作った電気を買わない!」とタンカを切って、自己責任で電力を使わないでほしい。騒ぐだけでは何も解決しない。

意思を政治的手続きに落とし込む方法もある。新潟県巻町(現新潟市)の例を紹介したい。ここでは40年続いた東北電力の原発構想が2004年に取り下げられた。これは穏健な反対派の酒造会社経営の笹口孝明氏が町長に選ばれ、住民投票に持ち込み、「原発反対」と民意をはっきり示したためだ。同町は賛成反対で混乱していたが、笹口氏の努力により地域の平和は回復した。

その方策は次の通りだ。1.あえて原発反対を唱えず、純粋に町に原発がほしいかほしくないかを聞く。2.外部勢力の排除。3.反原発派のイメージの柔らかさ。集会は「集い」と呼び車座で、母親たちが積極的に活動した。 4.町の行政組織は可能な限り中立。5.用地買収前のすみやかな民主的手続き-これらの結果、反原発派が圧勝してしまった。

当時の講演で笹口氏は「どの立場の人も巻町に住み続けてほしい」と語っていた。今の反原発運動とは真逆の姿だ。どのような立場の人も、この良識ある行動を学んでほしい。

■対話による国民的合意形成の努力を

私は過去10年ほど、エネルギー政策、その裏にある地球温暖化対策を追ってきた。そこで残念に思うのは、国民の合意がエネルギー政策で作られなかったという事実だ。
(私の原稿「原発の未来、国民的合意の期待」:http://agora-web.jp/archives/1286644.html
残念ながら、デモの延長に国民的合意があるとは思えない。そのために、私は今のデモに参加する「アマチュア市民」の方に訴えたい。その善意は尊重するが、デモだけでは何も生まれない。もっと効果のある手段や民主的手続きに参加してもらいたいと願う。そして私は「プロ市民」に訴えたい。仮に人々の善意を利用して、自らの「運動のための運動」に引きずり込もうとする邪念があるならば、それは恥ずべき行為だ。即刻やめるべきである。

私たちがエネルギーの未来を考える際に、今行うべきことは争いではない。福島事故の収束策への協力と、被害を受けた同胞に対する支援であり、痛んだ経済を電力の安定的な供給によって回復させることが喫緊の課題である。すべてが一段落した後で、エネルギーの未来についての国民的合意を作り上げることだ。

デモなどの感情的な反原発運動は一時的なもので、いずれ消えるだろう。しかしそれの引き起こす騒擾によって国内対立が強まること、さらにエネルギーの未来をめぐる国民的合意づくりが遅れることを、私は心配している。

石井孝明 経済・環境ジャーナリスト ishii.takaaki1@gmail.com

アゴラ研究所GEPRに参加します

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アゴラ研究所、エネルギー研究機関GEPRを創設
アゴラ研究所はエネルギー研究機関グローバル・エネルギー・ポリシーリサーチ(GEPR)を1月2日に開設しました。
 
GEPRは日本語と英語のエネルギーをめぐる情報を集積して、ウェブを通じて世界に発信していく「仮想シンクタンク」と言える、新しい形の研究機関です。
 
コンテンツは2つの分野で構成されます。一つはエネルギー問題をめぐる世界の専門家の小論の提供です。もう一つは世界各国のエネルギー問題をめぐる、学術論文のデータベースです。エネルギーは社会のあらゆる問題と関係します。自然エネルギー、原子力発電の未来から、放射能対策、エネルギー政策まで幅広いテーマを取り上げます。
 
またここで蓄積された成果を、言論プラットホーム「アゴラ」とのリンク、シンポジウム、書籍の出版を通じて、集積した知を社会変革につなげます。
 
アゴラ研究所所長の池田信夫は次のような抱負を述べています。「日本には政策シンクタンクがなく、民間から政策を提供することができない。アカデミズムにも力がない。GEPRによって、エネルギーの知の分野で世界と日本をつなげ、変革を起こす場に育てたい」。
 

私は経済ジャーナリストとして活動することに加え、以上の研究機関、GEPRに関わり、フェローとして活動します。記事の管理などです。エネルギーをめぐる混乱を落ち着かせ、どのような結論があっても、議論が出来る場、情報を集積する場をつくりたいと考えています。ぜひ皆さんのご意見、また支援をお願いできればと考えています。

放射能、子ゆえの闇 母親たちとの対話で学んだリスクコミュニケーション

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「ひと親の 心は闇にあらねども 子を思ふ道に 惑ひぬるかな」
(「後選集」藤原兼輔。この歌集は951年ごろ成立、この歌は源氏物語にも引用されたという)

放射能への不安を持つ母親との対話

「5歳の娘の放射能による健康被害を妹が心配している。現状を説明してくれないか」。知人に頼まれた。気楽に引き受けたが、その後に緊張した。「私の言葉で、お母さんらや子供の人生を惑わしたらどうしよう」。そんな危惧を抱いたためだ。内閣府低線量グループワーキンググループ報告書。
この報告書は一読を勧める)他の疾患も含めて、福島・東日本の現在の放射線量で健康被害の可能性は極小だ。
私は主にエネルギー問題を取材してきた記者で、放射能の専門家ではない。ただしアゴラ研究所のエネルギーシンクタンク「グローバルエネルギー・ポリシーリサーチ」(GEPR)に参加させていただき、低線量被曝の情報を調べている。そして説明のために、以下のポイントを強調する資料を集めた。
「放射線リスクについて科学者の認識は一致している。「100ミリシーベルト以下の低線量被ばくでは、他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど小さく、放射線による発がんのリスクの明らかな増加を証明することは難しい」(内閣官房低線量被曝に関するワーキンググループ報告書」

「日本経済の先行きは大変不透明だ。失業や不況で子供のために年間数百万円はかかる学費・生活費を親が近未来に支払えないリスクがある。危険度の少ない放射能リスクに右往左往するより、資産を増やすことに力を注ぐ方が子供の未来のリスクを減らす合理的な行動だ」
「原発の推進、反対に関係なく、「健康被害がほぼありえない」というのは、良い情報だ。それを前提に未来を考え、福島と東北の復興を私たちは支えるべきだ」

そして緊張して会合の場である横浜市内の知人宅に向かった。

ネット情報の手軽さと危険

しかし拍子抜けした。当日集まった7人の0-8歳の子供を持つ母親たちが冷静で、私の意見に素直に同意したためだ。私は逆に母親たちに取材をした。専業主婦から会社員までの30歳代の母親たちで保育園の保護者仲間だった。生活は安定している典型的な横浜の中流層だ。

学歴は多様だが全員文系で、放射能の知識は皆無でどこに情報があるか分からない。主な情報収集手段は「ネットの閲覧」で、新聞、テレビはわずかだった。手軽であるため、まずネットの検索を使っていた。しかし、その結果集まる情報の洪水に、誰もが戸惑っていた。またネット情報を含めて各メディア、そして政府の情報は信頼していなかった。

相互に話し合う中で、「この情報はおかしい」「この人は変だ」と気づいた例が多くあった。ただし子供がいるゆえに、「怖い」と絶叫する単純で危険を強調する情報が心に残ってしまうそうだ。このグループの母親らは自分の情報解釈が子供のためにゆがむことを自己認識していた。「素晴らしいこと」と私が評価すると「冷静な人が集まった」と答えが返ってきた。母親のサークルは、同じような性格、考えの人がグループを作る傾向があるそうだ。「過激に心配するグループの母親の一人は、夫と別居して沖縄に引っ越しました」(母親の1人)という。

「『子ゆえの闇』という言葉が古来ありますね。子供のことになると親は冷静な判断ができなくなる」。冒頭に掲げた1000年前の変わらぬ親心を示す和歌を引用して、私がこのように指摘すると誰もがうなずいた。

私は「子ゆえの闇」の例として示すつもりの情報を使わなかった。被曝でパニックになった人々、デマ情報を拡散する人たちのサイトだ。コメント欄では不安を持つ母親が集まり、相互に不安を増幅させる危険な状況が観察できる。

また子供の尿を官僚に持っていけと迫る福島の母親の写真、寒空の中で子供に横断幕を持たせて東電に抗議する母親の写真を掲載したサイトもパソコンに登録しておいたが使わなかった。これらの行動は社会通念によって判断すれば「狂気」に分類できる。子を思う気持ちは理解するし、母親らを糾弾するつもりはないが、困惑を持って私は眺めてしまう。こうした母親は自分と子供と家族を不幸にしていくだろう。

ちなみに読者の方はこれらのサイトを読み込む必要はない。「暗闇をのぞくものは、その暗闇からのぞかれていることを知るべきだ」(ニーチェ、独哲学者)。マイナスのエネルギーを発散する人とつながると、その闇に取り込まれてしまう。会合に出た健全な母親たちに、この情報を伝えなかったのも、そうした理由のためだ。

多様な考えを持つ人とのコミュニケーションが効果

今回の母親らとの会合から、リスク・コミュニケーションについて、次のように考えを持った。

「多様な考えを持つ人との濃密なコミュニケーションが、人々を合理的な行動に導く可能性が高い。孤立した母親たちが、前出のネット情報のようなおかしな情報の隘路に迷い込む」

「情報の海は迷いやすい。そのため「キュレーター」(美術の評価人、転じて目利き)を探すことが必要ではないか。信頼できる専門家、ジャーナリスト、有意義なサイトが役立つ。またそれは少数でいいが、複数持つべきだ」

「 情報の解釈は、さまざまなバイアスが加わってしまう。特に母親の場合は子供の安全のためにゆがむ。その危険性を常に認識するべきだ」

「こうした取り組みの前提は、正しい情報である。多くの社会問題は「何が正しいか」が明確でない。幸いなことに、低線量被曝問題については「科学の分かる範囲」は明確だ。その「正しい」情報を参照して、市民は行動するべきだ」

「特にお母さん方に訴えたい。10歳までの子供への影響度は母親が一番大きい。その子供達が、恐怖を抱いたり、政府や企業への憎しみを覚えたりする状況に陥らせてはいけないと思う。母親の恐怖や怒りは子供に伝染する。子供には宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩のように「怖がらなくてもいい」と話し、寄り添うことが必要ではないか」

福島の原発事故後の騒擾を、私は「ばかばかしい」と考えている。起こる可能性のほぼない健康被害に比べると、現在の社会と個人生活の混乱の大きさはまったく釣り合わないためだ。

私は記者として、情報をめぐるコミュニケーションを生業(なりわい)としている。いらぬおせっかいかもしれないが、おかしな情報によって、多くの人が混乱し、苦しんでいる現状を見過ごすことはできない。

しかし実際の取り組みは難しい。正確な情報を分かりやすく伝えても、それによって他人を動かすことは容易ではない。放射能をめぐる問題で、「伝える」という自分の仕事の重みと難しさを改めて感じている。

月並みなことだが、正しい情報を提供するという記者としての自分の仕事を通じて、日本が原発事故の混乱を沈静化させることに協力していきたい。

石井 孝明 経済・環境ジャーナリスト ishii.takaaki1@gmail.com

(追伸)
1)リスク・コミュニケーションの取り組みは、個人で学び、思索を始めた段階だ。何が必要か、どうすれば適切な情報を社会に広げられるか、市民の皆さまから感想、意見を賜れば幸いである。機会あれば、私が講演の形で上記の会合のように説明し、意見交換することもしたい。必要なら上記メールまでご連絡いただきたい。

2)エネルギー研究機関 GEPRでは、低線量被曝の健康影響について情報を集め、無償で公開している。読者の皆さまにご利用いただければ幸いである。

香山リカさんに対する謝罪

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私は、「agora-web」上に、「本質からずれる日本の社会運動‐香山リカの奇行から考える」と題する文章を掲載しました。その中で私は、
①同氏が奇行を繰り返し、メディアから消えたとの事実
②同氏が狂乱したとの事実
③同氏さんが参加した「慰安婦問題での日韓合意を糾弾する国民大行進」を批判するデモについて
朝鮮・韓国系の団体が支援しており、上記行進を含む「カウンター」と称する行動に参加すると
1日数万円の日当が朝鮮・韓国系の団体から支払われるとの事実
④香山リカさんが日本人一般から反感を買う人物であるとの事実
⑤香山リカさんと共同して活動を行うことが団体にとって自滅行為であるとの事実を適示いたしました。


しかし、これらはいずれも、真実ではありません。私は、このような事実と異なる記事を作成し、「agora-web」上に掲載したことにより、香山リカさんの名誉を不当に傷付けたことについて、心より反省し、謝罪いたします。

また、私は、平成28年から29年にかけて、香山さんを貶めるために、以下の内容を含むツイートを繰り返し、Twitter上に投稿しました。しかし、当該内容はいずれも真実ではありません。このようなツイートによって、1年以上にも亘り、香山リカさんの名誉を不当に傷付けたことについて、心より反省し、謝罪いたします。
①同氏が精神疾患に罹患しているとの事実
②同氏が参加している運動について外国政府から資金が提供されているとの事実
③同氏が組織暴力団や極左暴力集団と繋がりを有しているとの事実
④同氏が犯罪を犯しているとの事実
⑤同氏が在日朝鮮・韓国人たちから金銭をたかっているとの事実
⑥同氏が反天皇連合の一員であるとの事実
⑦同氏には立教大学教授に相応しい研究業績も教育実績もないとの事実
⑧同氏は医師と自称しているだけで、医師資格がないとの事実
⑨同氏が勤務する病院に保健所の監査が入ったとの事実
⑩同氏が医師法違反を犯したとの事実
⑪同氏がスラップ訴訟を提起する旨私を脅迫したとの事実
⑫同氏が日本または日本人一般を憎み、日本国を何処かに売ろうとしているとの事実
⑬同氏が日本人ではないとの事実

以上

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